FLAT47について

 図画工作科授業研究会 FLAT47は、2015年、いろいろな研究会を通して出会った同年代の4人(青森の八嶋、東京の大櫃、大阪の田中、沖縄の矢澤)の図工実践家で結成しました。「夏は世田谷で、冬は全国へ」という活動計画に沿って、全国数多くの教育現場の先生方と熱く語り合ってきました。コロナ禍においては、オンライン研究会を実施。コロナ5類に変更以降は、再び全国行脚研究会を行なっています。スタッフも愛知の石原、新潟の横山、栃木の大塚が参加し、増員されました。スタッフそれぞれの校種も小のみではなく、大学、中高、と多岐に渡ってきたため、広く図工美術教育について考える会として、図工美術教育授業研究会 FLAT47としました。

 本研究会 の醍醐味は、公開授業でのリアルな子どもたちの表情やつぶやきから「自分が授業者の立場になって」授業のあり方を省察することだと考えております。先生方には『私ならばこうする』と代案を立てる実践者のおひとりとしてご参会いただきたいと、スタッフ一同は考えております。また、全国行脚しながら、様々な地域の方々とフラットに対話をしながら図工美術に関する問題を解決していくという活動も大切にしています。

 FLAT47は、この題材をやれば間違いなく子どもたちが喜ぶ「テッパンの授業」を提案するのではなく、「この場面で自分ならば子どもたちに何を考えさせたかったか?そのための手立ては妥当だったか?」という授業者の視点で、ご参会の皆様と意見を交換する場をつくります。また、ワークショップ等を通して、図工美術の現代的課題や普遍的な課題に対して共に考えていきます。ぜひたくさんの先生方に参加いただき、授業観を存分に発信していただければと思います。われわれスタッフも一実践者として語らせていただければ幸い です。